プラクティスミュートを買ったという話
皆様お久しぶりです。本当に久々の更新です。
今回はタイトルの通り、トロンボーン用のプラクティスミュートの話です。
このご時世練習場所に困っている方はもしよろしければ参考になさってください。
- そもそもプラクティスミュートって?
- 購入の経緯
- 試奏記
- 選ばれたのは...
- これから
1.そもそもプラクティスミュートって?
プラクティスミュートは、その名の通り練習用のミュート(消音器)です。通常金管楽器用のミュートというと消音が目的のものよりは音質を変える演奏用のものが多いのですが、自宅で音が出せない奏者向けに消音性と可搬性に特化したものも多く売られています。さらに最近(といっても10年以上は経っているでしょうが)は、ミュート側で音を加工してミュートを付けていないような音を聞くことができるというものも出てきています。とはいえ毎回の練習すべてがミュートでの練習になることは好ましいことではありませんので、そこは気を付けたいところですね。
2.購入の経緯
冒頭にも書かせていただきましたが、このご時世やはり楽器の練習一つとってもなかなか難しいということで、これまではカラオケに行ったりしていました。しかし、2月に予定していた演奏会が中止になったことなどを受け、前ほど頻繁に練習に行くことがなさそうだということ、それでもある程度練習はしたいなあということでこの度購入を決めました。
3.試奏記
プラクティスミュートとはいえ、楽器につけて練習に使うものですから適当に買うのではいけないと思い、楽器店に試奏に行ってきました。今回は新宿の某楽器店に伺いました。
私はプラクティスミュートを選ぶ基準には以下の5つがあると思います。
・吹奏感(一番大事ですね)
・消音性(人によってはここが一番かも)
・重量
・値段
・大きさ
お店にはバストロンボーン用のものが4種類在庫してありました。ここにamazonか楽天のリンクを貼っておきます
ブレンナー シーミュート
オクラミュート
ベストブラス ウォームアップミュート(アルミ製&プラスチック製)
- 価格: 12880 円
- 楽天で詳細を見る
試奏した感想をざっくり書いてみます。
・吹奏感
シーミュートとオクラミュートに分があり。バストロンボーンにとって重要なペダルトーンがミュート装着時に出せるのはこの二本だけでした。
・消音性
シーミュートがかなり優勢。
・重量
オクラミュート、ベストブラスのプラスチックver.が軽めで良い。ここは材質によるところが大きいか。
・値段
.オクラとベストブラスのプラが安め。こちらも材料費の問題だろう。
・大きさ
ベストブラスの二本が小さめでとてもよかった。この二本とオクラミュートはベルに入れたままケースにしまえます。
4.選ばれたのは...
オクラミュートにしました。値段も安かったですし、軽さも◎。なにより吹奏感が一番よかったです。ミュートを装着すると基本的には抵抗感が強くなるのですが、この抵抗感というのは強すぎるとそもそも吹きにくいですし、なにより技術とは別の原因で出にくくなる音域があるんですね。それが低音域です。
少し余談ですが、バストロンボーンやテューバが低い音を出しやすいのは、管の長さはもちろんですが、マウスピースの大きさや管の太さによって抵抗がなくなっていることも理由の一つです。息を使う量などは長さよりも抵抗がかかわってきますね。
前項の試奏記にも書きましたが、バストロンボーンにとって(もちろんすべての音域が重要であるのは大前提ですが、比較的)重要なペダルトーンがある程度ちゃんと出すことができたのはシーミュートとオクラミュートだけだったのです。そこは絶対条件として、いろいろなことを加味した結果の選択でした。
便利なのが、中のパーツのうち二つが外せるようになっていて、抵抗感の調整ができるという点(写真1~4)。これは本当に良い。場所や状況、練習内容、好みに応じて抵抗感を変えられるミュート。実はあんまりありません。
写真1~4
5.これから
今現在、目標とする演奏会や発表会はないので、私自身の練習頻度はかなり落ちています。
これからはたま~にカラオケなんかで練習しつつ、普段はこのミュート使ってやろうかな、という気持ちです。カラオケに行く理由はここ半年ぐらい練習だけだったけど、早く友人と歌いに行きたいものでございます。
約2,000字、今回も長くなりましたが、これにて。