流水の雑多ブログ

楽器演奏に関する備忘録や、オタク話、その他リクエストあればその話題についても。

楽器ケースに何入れてる?って話

皆さんこんにちは。久々に更新してみました。

 

タイトル通り楽器ケースの中身の話です。楽器は当たり前なので今回は割愛。

それならその前に楽器の紹介書いた方が良くないか?とも考えたのですがなんとなくこちらを先に。

 

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並べてみました。これらはメンテナンス関係のもので、オイル、グリス、汚れを取るガーゼやスワブ類です。常に入れている訳では無いものもありますが…。

左上から時計回りに紹介していきます。正式名称ではないものもありますが、わかりやすさ優先で。

 

①ガーゼ・・・そのへんに売ってるガーゼ、スライドの中やら外やらを掃除します。

 

YAMAHA:スライドクリーム・・・トロンボーンの命であるスライドの潤滑剤。周りを見る限り8~9割はスライドオイルを使ってますね。私はもちがいいのと滑りを調節できるのでクリーム派。手汚れるけどね。

 

YAMAHA:霧吹き・・・クリームを塗ったスライドに水を吹きかけるもの。中身は水道水。100均でいいんですけどヤマハから出ているものを買いました。実は噴射範囲が狭めでトロンボーンに丁度いい(トロンボーン用に売ってるのだから当たり前か…?)

 

④Hetman:スライドジェル7番・・・チューニング管に塗るグリス。実は④~⑥は全部はグリス類で、メーカーや固さが違います。ヘットマンの7番は少し硬めで、私は主に少し管が緩い主管、Ges管に塗っています。

塗るグリスや量にもよって吹奏感も変わるのでこだわりたいところ。

 

⑤Schilke:スライドグリス・・・同じくチューニング管用のグリス。こちらシルキーはトランペットで有名なメーカーですね。④,⑥と比較すると軟らかめ。主に管のクリアランス(隙間)がしっかりしているF管に塗ることが多いです。手塗りなので手が汚れますね(リップみたいな形のスティックタイプ苦手)。

 

YAMAHA:スライドグリス''ウルトラハード''・・・グリス3つ目。こちらは普段は持ち歩いていません。名前の通り超硬いグリスです。グリスで言う「硬い」とは、硬質というよりは粘度が高いという意味なのですが、こちらは手や服につくとなかなか取れない、塗った楽器から拭き取るのもひと苦労といった圧倒的な粘度を誇っています。普段使いは出来ません…。よっぽど管の緩い古めの楽器や、何もしていないのに抜けてしまう管がある場合には重宝します。特殊アイテムですね。

 

⑦Edwards:ロータリーオイル・・・ロータリーと呼ばれるトロンボーンに搭載されているバルブの内部にに注すオイル。エドワーズは私が使っている楽器のメーカーで、いろいろ試した結果付属品であるこちらに落ち着きました。サラッサラなので注す頻度は高めかも。他にロータリーオイルやピストンオイルでおすすめはアイルリッヒっていう日本のメーカーさんが出してるやつかな。長持ちします。

 

⑧Edwards:スピンドルオイル・・・注射器みたいですね。同じくロータリーに注すオイルなのですが、こちらは回転する軸やバネの軸に注すもの。こちらはあまりこだわって選んだわけではないのですが、楽器のメーカーと揃える、という意味でエドワーズを。ヤマハのオイルだと回転軸とバネの軸でオイルが違ったりしますが、個人的にはここは一括りでいいのかなぁとも思ったり。お好みで。

 

⑨Jürgen voigt:スライドオイル・・・メーカー名が読めないですね。私も読めませんでした。ドイツのメーカーで、ユルゲン・フォークト、と発音するようです。②で紹介したスライドの潤滑剤の仲間で、オイルの方です。これはスプレー式で楽に、さらにオイルとしてはかなり長持ちするということで最近人気で、一時期は品切れが相次ぎました。私は練習時間が短い時や、クリームがもたないぐらい長く練習する時、あとは人に貸す時に登場します。クリーム嫌がる人多いので…笑

 

YAMAHA:ボアオイル・・・1番なぜ入っているのか理解されないオイルです。こちらは元々はクラリネットオーボエファゴットなどの内部にこのオイルを染み込ませた布を通して塗り、割れやヒビを防ぐものなのです(ユーザーは少なめ)が、私はF管レバーを木製のものに変えているので、その品質保持に使っています。とても小さいパーツですし、毎日塗るわけでもないので全く減りません。なくなるより前に劣化してしまいそう…。

 

⑪ジッポオイル・・・一見楽器に関係ないアイテムですね。ジッポライター用のオイルです(煙草吸いませんよ!)。普段から持ち歩いているわけではありませんが、こちらとっても重宝しています。何に使うかと言いますと、グリスを塗り替えるときに古いグリスを落とすのに使います。管にジッポオイルを少し垂らしてガーゼやティッシュで拭くと、驚くほど簡単にドライな状態に出来ます。オススメです。

さらに揮発性が高いので、ベタついて残ったりもしません。あとはガーゼに染み込ませて管内を掃除すると落としきれていない汚れも落ちたりするので、楽器を掃除、メンテナンスする時にはいろいろな場面でとっても役に立ちます。オススメです(2回目)

 

YAMAHA:スライド用クリーニングスワブ・・・ここから3つスワブ(楽器の水分や汚れをとる紐付きの布)です。こちらは紐がとても長く、先端に重りがついています。トロンボーンの長いスライドは掃除が難しいのですが、このスワブは片側から入れて反対側の出口に届くほど長いので、かなり楽にスライドの水分を取ることができます。トロンボーンを吹いている方は100%持っているべき!と言えると思います。DACさんという楽器店では、コントラバストロンボーンに対応したさらに長いものも出ているそうです。

 

YAMAHA:クリーニングスワブ・・・こちらはチューニング管や本体に通すスワブで、紐がプラっぽい素材になっています。長さも使いやすい長さになっているので、スライド以外はこちらを使っています。

 

YAMAHA:マウスピーススワブ・・・名前の通りマウスピースの汚れや水分を取るためのスワブです(色が……笑)

演奏後に水洗いして、これを使って水分を取ってからしまっています。マウスピース用のものとしてはブラシも販売されていますが、個人的にはスワブがオススメです。理由はブラシを使うほど汚れをためてはいけない、というのが1つと、内部を傷つけやすいというのが大きな理由です。

金管楽器奏者の方々は、演奏後には「必ず!!」マウスピースを洗いましょう。メンテナンスはもう少し不定期でも構わないのでマウスピースだけは毎日洗いましょう(2回目)。毎日洗いましょう(3回目)。

 

東京佼成ウインドオーケストラ:クロス・・・ラストです!東京佼成ウインドオーケストラをメーカー名にしていいのかはわかりませんが…佼成グッズの1つであるクロスです。

これがですね………めちゃくちゃ品質がいい。高校生の頃に佼成のトゥーランドットを聴きにいって人生が変わったりしたのですが、その時に買って以来4年ほど使っても全くほつれないし色落ちもしない。マイクロファイバー製なので吹き心地も良く、指紋やくすみも残りません。

楽器磨きのアイテムとして、いろいろなメーカーからポリッシュなどが出ていますが、毎日拭いてあげればあまり使わなくても平気かなと思います。私は今の楽器を使い始めて2年と少し経つのですが、変色やメッキ落ちはほとんどありません。

銀メッキの楽器などはまた別の対策が必要だとは思いますが…ちなみに銀メッキのクリーナーとしてオススメなのはBuzzのシルバークリーナーです。研磨剤が入っていないので、表面を削ることなく輝かせてくれます。

 

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というわけでいかがでしたか?楽器ケースの中身紹介をしてみました。ちなみにケースにしまうとこのような感じになります。もう少しだけ収納が欲しいですね笑。とってもいいケースなのですが。

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オタクが出てしまい、つい長くなってしまいましたが、読んでいただきありがとうございました。有用な情報がこの中から0.5%ぐらいあれば幸いです。あとは私の好きが伝われば良いかな。

 

ではまた。